放射線取扱主任者試験 計測 第8章チャレンジ
サーベイメータ

北島先生からの挑戦状
第8章「サーベイメータの種類と使用方法」を、測定対象と測定器の対応、時定数、校正、エネルギー依存性、方向依存性、数え落としまで反復できるようにしました。問題数:90問。

事前学習:第8章 サーベイメータ

まずは「何を測るか」で測定器を選ぶ
サーベイメータの章は、装置名を丸暗記するよりも「α・β・γ・中性子」と「線量率・表面汚染・線源探索」を対応させると一気に解きやすくなります。

1. 最初に覚える対応表

α線表面汚染
ZnS(Ag)式サーベイメータ
α線は飛程が短いので、近づけて測る。窓の汚染・破損に注意。
β線表面汚染
GM管式サーベイメータ
薄窓GMが重要。高計数率では不感時間・数え落としに注意。
γ線源探索・低線量率γ線
NaI(Tl)式サーベイメータ
γ線に高感度。エネルギー依存性や高線量率での飽和に注意。
X線・γ線の線量率
電離箱式サーベイメータ
線量率評価に使いやすい。低線量率では感度不足に注意。
中性子線
レムカウンタ
減速材で中性子を熱化し、線量当量率を評価する。
共通注意
BG・レンジ・時定数・校正
測定器の選択だけでなく、読み方・記録も問われます。

2. 測定器選択の整理図

測定目的からサーベイメータを選ぶ α線表面汚染ZnS(Ag) β線表面汚染GM管式 γ線探索NaI(Tl) 中性子管理レムカウンタ X・γ線量率電離箱式 低レベルγ線NaI(Tl)式

この図は、資料の図解を事前学習で使う意図に合わせて、アプリ内で見やすいように整理したものです。

3. 時定数と読み取り

サーベイメータの指示値は、放射線場が変化しても瞬時に完全な値にはなりません。時定数が大きいほど表示は安定しますが、応答は遅くなります。測定では、少なくとも2〜3時定数程度待って、指示値が安定してから読むのが基本です。

真の値 2〜3時定数待つ ゆっくり近づく

4. 試験で狙われやすい注意点

  • バックグラウンド:測定前に確認し、正味の値を判断する。
  • レンジ:高線量率が予想される場合は高レンジから開始する。
  • エネルギー依存性:校正時と異なるエネルギーでは補正が必要になる場合がある。
  • 方向依存性:入射方向で感度が変わる。測定条件をそろえる。
  • 数え落とし:GM管式やNaI(Tl)式で高計数率時に注意。
  • 記録:測定器、測定場所、日時、単位、測定条件、バックグラウンドを残す。